世界 ハワイ ホノルル2021 / ハワイ旅行2021 2021年1月ハワイ旅行 かなり特殊な状況での海外旅行になるため、コロナ前の旅行とはあらゆることが異なっていました。 2021年にハワイに行った日本人の数はかなり少ないため、希少な情報として記録を残しておくことにします。 出発72時間前までのPCR検査陰性証明書 ハワイ州の規定により日本を出発する前72時間以内にハワイ州が認める証明書を発行してくれる病院にてPCR検査を受けて英語表記のある証明書を発行してもらう必要がありました。 しかもお正月だったために、病院の数が限定されてしまい、選択の余地はあまりない状態でした。検査料は安くても25,000円前後。高いところだと30,000円を超えていました。 港区にあるハワイ州指定の病院で予約ができたため、そちらで正月早々に検査を受け、出発前日に証明書を受け取ることができました。 ハワイへの入国はこの証明書とアプリの登録が必要でした。アプリの登録については事前には全く知らない状態で、空港で初めて案内の紙を渡されました。日本国内にいる間にアプリをダウンロードし、必要事項を入力する必要があります。このアプリで生成されるQRコードがアメリカ入国やホテルのチェックインに必要となります。 日本人が少ない理由 フライトはハワイアン航空を利用しましたが、客数は4分の1くらいしかいなかったのでガラガラでした。1人で4席を利用して寝ることも可能な状態です。リクライニングも後ろに人がいないので自由に座席を倒すことができました。 これまでのハワイ旅行といえば、飛行機はいつもほぼ満席で、エコノミーだとかなり窮屈な時間を過ごさなくてはならないのですが、この頃は日本人が海外にほとんど行かなかったために、海外便はどこも空いていたようです。 実際、ホノルルを歩いていて日本人と会うことはほぼありませんでした。それだけ日本人がハワイに行けていなかったということになります。 ハワイに行けなかった理由の一つに、帰国後の自主隔離2週間というハードルがあります。 さすがに2週間外出禁止で仕事や学校に行けないとなると、海外旅行に行ける人はごく限られてしまうでしょう。 ハワイ旅行で約1週間、帰国後2週間の隔離がプラスされるわけですから、およそ3週間は会社や学校に行くことができないわけです。 これに加えてPCR検査での陰性証明書が2~3万円かかるわけですから、ハワイに行く日本人が少なかったのは理解ができます。 万全な感染対策 今回泊まったホテルはシェラトンです。 ソーシャルディスタンスや消毒などの感染対策は万全でした。ロビーだけでなく各階のエレベーター前には消毒液が設置され、エレベーターは4人まで、立つ位置がシールによって指定されているという徹底ぶりです。 ホテルのサービスも激変していました。 その一つがお部屋の掃除とタオル類の交換です。 基本的に部屋の掃除はありません。これは感染対策だそうです。掃除を希望する場合のみ、アプリなどから申し込みます。 タオル類もこちらから頼まなければ交換はありません。交換をお願いしても、袋に入れたタオルをドアの外側のドアノブに引っかけていくだけです。ハウスキーパーとの接触は極力減らすというのが、ホテルの徹底した感染対策なのです。 シェラトンという決して安くないホテルであっても、掃除も無し、タオル交換も無しというのですから、最初は本当に驚きました。 でも、感染対策を万全にすることこそ本当のサービスであると考えれば、これは最上のサービスといえるのだと思います。 ホテルでもう一つ変更されていたことがありました。それは水です。 以前はペットボトルの水が無料で部屋に置かれていたのですが、各フロアに設置されたウォーターサーバーから簡易水筒のようなパックを持参して自分で水を汲んでくるシステムに変わっていました。 これは感染対策としても有効ですが、SDG’sの観点からも意味のある変更点だといえます。 また、テレビのリモコンにはしっかりとビニールのカバーがかけられ、消毒用のウェットティッシュも用意されていました。 ハワイでは、どこのお店に入っても必ず消毒液が設置されています。 お店に入れる人数も制限されていて、それは日本よりもかなり厳しく管理されていました。 人が少ないビーチ 『ワイキキビーチが空いている』なんてことを誰が想像できたでしょうか。いつもすき間なく人がビーチを埋め尽くし、タオルを敷く場所を探すのが大変だったのに。 2021年1月はワイキキビーチはガラガラ。まばらに人がいる程度で、どこでも好きな場所を陣取ることができました。こんなワイキキビーチを見るのは恐らく今後はないかもしれません。 閉店している店も多く、ホノルルの街は以前のような賑わいはありませんでした。特にDFSが閉鎖されているのは海外からの観光客の激減を意味しています。 日本人には特に馴染みのあるハワイの名物的交通機関であるトロリーも全く走っていません。以前はHISやJCB、JALなどのトロリーが頻繁に多くの観光客を乗せて行きかっていました。しかし、この時期、使えるのはタクシーとバスだけでした。 海外からの観光客、特に日本人がハワイに来ないということは少なからずハワイの様々な部分に影響を与えているようです。 日本人が戻ってくれば日本食レストランは開業し、DFSもオープンし、トロリーもストリートを彩るのではないでしょうか。早くその日が来ることを祈っているのは日本人だけではないのかもしれません。