日本 松山城 / 松山城 愛媛県松山市 国指定史跡 【営業時間】 ・ロープウェイ※10分ごと運行 8:30~17:30(8月以外) 8:30~18:00(8月) ・リフト※雨天時運休 8:30~17:00 ・天守 9:00~17:00(2~7月・9から11月) 9:00~17:30(8月) 9:00~16:30(12~1月) ・本丸広場※無料開放 5:00~21:00(4~10月) 5:30~21:00(11~3月) 【料金】 ・総合券 大人1040円 子ども(12歳以下)420円 ※往復券+観覧券のセット ・ロープウェイリフト往復券 大人520円 子ども(12歳以下)260円 ・ロープウェイリフト片道券 大人270円 子ども(12歳以下)140円 ・天守観覧券 大人520円 子ども(12歳以下)160円 ★団体割引あり ★松山市在住の65歳以上の方は公的証明書の提示で無料 【交通アクセス】 ・松山空港・松山観光港からリムジンバスで約30分 《大街道》下車徒歩5分 ・JR松山駅から道後温泉行き市内電車で約10分 《大街道》下車徒歩5分 ・松山市駅から道後温泉行き又は環状線大街道方面行き市内電車で約6分 《大街道》下車徒歩5分 ・松山ICから国道33号線経由で約20分 ★ロープウェイ・リフト降車場所から天守入り口までは徒歩約10分 ★登城道は車両(バイク・自転車含む)の通行禁止 ★ロープウェイ所要時間約3分 ★リフト所要時間約6分 車で松山城を訪れる場合、城周辺にはコインパーキングが10以上ありますが、それでもすべて満車という場合も考えられるため時間に余裕をもって行くことが必要です。 今回は平日ではあったのですが、3月の春休み中ということもあり、駐車場は7割位は埋まっていました。土日ともなれば、もっと満車率は高くなると思われます。 ロープウェイ・リフト乗り場から徒歩1分ほどのパーキングにレンタカーを停め、東雲口駅舎に向かいました。 往復券を券売機で購入し、ロープウェイに乗ろうとしたのですが、ロープウェイは50分待ちと表示が出ていたため、リフトに変更。ロープウェイとリフトは同じチケットで乗ることができます。どちらに乗るかは直前に決めればよいのです。 結果、リフトで大正解でした。春風が心地よく、周囲の景色も咲き始めた花や芽吹き始めた緑がとても美しく、このままずっと乗っていたいと思える時間になりました。 気候の良い時期はリフトをおすすめします。 桜がちらほらと咲き始めた本丸広場はとても美しいです。 石垣、松、桜、城・・・。 1つ1つが日本の歴史と風土を視覚的に感じさせてくれます。 松山城は高台にあるため、広場から松山の街を一望することができます。桜が満開になると、ここはきっと花見客であふれることでしょう。 松山城沿革 標高132mの勝山山頂に本丸、西山麓に二ノ丸や三ノ丸を置く連郭式平山城です。 創立したのは加藤嘉明。 慶長5年(1600年)に関ヶ原の戦いでの功績を認められた加藤嘉明は20万石の領主となり、その居城を勝山に移しました。そして、その地を松山と名付けたのです。 明治維新後は公園として使用され、昭和に入って一部消失したため、再建が行われました。 重要文化財である21棟を含む全51棟が現存しています。 天守閣 入場料520円を支払い、いざ天守閣へ。 靴を脱いで下駄箱に預けると、《順路》と書かれた標識があるので、それに従って進みます。 城中の階段はとても狭く、一人が上り下りするのでやっとの幅です。というわけで、上りの時は頭上を見上げて、下りの時は下をのぞき込んで、他の人が来ないのをしっかり確認してから階段を使用しなくてはなりません。 中には垂直に近いような感覚になるほどの急な階段もあり、滑らないようにゆっくりと上っていきました。 兜や鎧、刀や槍、書物といった展示物を見ながら進んでいくと、VRコーナーがあります。 席は4つほどなので、混雑する時は待ち時間が長くなってしまいそうですが、一度は体験することをおすすめします。昔の武将たちの気持ちになれること間違いなしです。いかにして敵に攻め込まれないようするか、という点を考えに考え抜いて城が作られているのだということがとてもよくわかります。それに加えて、VRの臨場感が味わえるのですから、体験しない手はありません。 天守に上ると、そこからは松山の街を一望することができます。かつての殿様はこんな絶景をどのような心持で眺めていたのでしょうか。そんな空想にふけりながら、しばし地上の日常を忘れることができるのも、城という空間がもたらしてくれる一種のタイムトラベルかもしれません。